
「いつか自然にいい人と巡り会えるはず」――そんな待ちの姿勢は、今の婚活では少しもったいないかもしれません。お仕事や貯金と同じように、結婚も「客観的なデータを見て、賢く進めていく」時代になっています。
世間では「晩婚化」や「若者の恋愛離れ」といったニュースをよく見かけますが、本気で結婚を考えている人たちの動きは、世間のイメージとは少し違います。自然な出会いを待つだけでなく、自分から動いて「より確実な方法」へすでにシフトしているんです。
この記事では、最新の「2025年 IBJ成婚白書」のデータから、今の婚活の「全体像」をわかりやすく紐解いていきます。リアルなデータから見えてくる「結婚への道のり」を一緒に見ていきましょう。
※本レポートのデータは、結婚相談所の活動実績(お見合い・交際等)に基づいています。
データで見る「代表的な成婚者像」
結婚相談所における「成婚」とは、交際を経てお互いに結婚の意思を固めた「婚約」の状態を指します。では、結婚相談所で成婚した方々は、具体的にどれくらいのペースで活動しているのでしょうか。一部の極端に大きな値(外れ値)に影響されないよう、より多くの人の実態に近い「中央値」から、男女別の代表的なモデルケースを見てみましょう。

データから読み解く共通の必勝パターン
男女のデータを見比べると、とてもおもしろい共通点が見えてきます。それは、結婚を決めた人たちの「お見合い回数:11回」と「交際日数:約4ヶ月(124〜125日)」が、男女でほぼ同じになるということです。
約半年〜9ヶ月という活動期間を決めて集中し、平均して11人とお見合いをして相手を見極め、「この人だ」と決めてからは約4ヶ月で結婚の決断をしています。
成功する人の共通点は「行動量」×「スピード」で決まる
成婚した人と成婚しなかった人の違いをみると、「どれだけ多くの人に出会う行動をしたか」という違いがはっきりと表れています。

短期集中こそが成婚への最短ルート
活動が長引くと、どうしてもモチベーションを保つのが難しくなってしまいます。受け身の姿勢で長く続けるよりも、短期間で積極的にお見合いを重ねて、スピーディーに決断していくスタイルが、結婚への近道と言えそうです。
データが示す「成婚年齢のピーク(最頻値)」
先ほどは実態に近い「中央値」を確認しましたが、さらに詳しく「一番結婚した人が多い年齢(最頻値・ピーク)」の分布を見てみましょう。男女のデータを1つのグラフに重ねて比較すると、それぞれの決断タイミングの違いが明確に浮かび上がってきます。

男女の決断タイミングにはギャップがある
1つのグラフに重ねてみると、男女で明確な差があることがわかります。女性のピークは30歳であるのに対し、男性のピークはそこから少し遅れて34歳付近に形成されています。それぞれが「結婚」という人生の大きな決断を下すタイミング(仕事の責任の増加やライフプランの変化など)に、約4歳のギャップがあることが伺えます。
晩婚化のイメージを覆す?若年層の合理的なシフト
「若者は結婚離れしている」という世間のイメージとは反対に、過去5年間のデータを見ると、婚活を始める年齢がどんどん若くなっていることがわかります。

わずか5年で2倍以上に急増
過去5年間で女性は約1.9倍、男性は約3.4倍に増加しており、特に20代男性の伸びが目立ちます。ひと昔前まで、結婚相談所は「最後の砦」というイメージを持たれがちでしたが、今の若者にとっては婚活の選択肢のひとつになっています。
マッチングアプリ等で、いつ結婚につながるかわからない出会いに時間を使うより、身元がしっかりした「結婚を望む相手と確実に出会える、効率的でスマートな手段」として活用されているようです。
本レポートのデータ概要と前提条件 ●データの前提:本レポートのデータはすべて「結婚相談所」における活動実績に基づいています。記事内に登場する「お見合い」「交際数」などの用語は、結婚相談所特有の活動プロセスを指します。 ●調査主体:株式会社IBJ (IBJ結婚みらい研究所) ●調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークにおいて活動し、成婚した会員19,112名の活動データ ●対象期間:2025年1月1日~12月31日(2025年版データとしての対象期間) |