
プロフィール検索で必ず注目される、年収・学歴・見た目といった「スペック」。
「ハイスペックな男性なら無双できる?」「モテる女性は完璧な条件を備えている?」といったイメージは、婚活の現場でもまことしやかに囁かれています。
では、実際に多くのアプローチを受け、成婚へと駆け抜けていく「真の超モテ層」の正体とは一体どんな人物なのでしょうか。
成婚者19,112名のデータを分析すると、世間のイメージを鮮やかに覆す、いわゆる“モテる条件”だけでは説明できない婚活の実像が明らかになりました。
真の超モテ層から見えた“選ばれやすさ”の男女差
成婚者の属性データを比較したところ、男女で異なる特徴が見られました。

超モテ層の成婚率は、女性64.7%、男性78.2%
男性の超モテ層は、平均年収936万円・大卒以上95.7%・平均身長173.2cmと、全体に比べて年収+194万円、大卒以上+15.6pt、身長+2.1cmという結果に。
一方、女性の超モテ層は、平均年収565万円(+21万円)・年齢32歳(-2歳)・大卒以上74.4%(+5.8pt)と、男性ほど大きな属性差は見られませんでした。年収や学歴などの条件だけでは「選ばれやすさ」を十分に説明できないことから、プロフィール写真や自己紹介文から伝わる人柄や雰囲気なども、一因となっている可能性があります。
超モテ層の成婚率は成婚者全体の約1.8倍。これはプロフィール上の条件だけによるものなのでしょうか。「行動」と「お見合い後」に目を向けると、また違った一面が見えてきます。
「モテる人=受け身」は誤解!?お見合い申込数は女性全体の2.4倍
「たくさんアプローチを受ける人なら、自分からはあまり動かないのでは?」と思うかもしれません。ところが、データを見ると少し意外な結果が見えてきました。

超モテ層の女性こそ積極的!
女性の超モテ層は、自分からのお見合い申込数が月11.3回。女性全体の月4.7回と比べると、約2.4倍です。さらに、在籍期間は111日と、全体の228日の半分以下。短期間に集中して積極的に活動し、成婚につなげている姿が見えてきます。
毎月多くのお見合い申込みを受けていても、ただ「選ばれるのを待つ」のではなく、自分からも会いたい相手を探し、出会いの機会をつくっている。こうした結果を見ると、婚活では「選ばれやすい条件」があることだけでなく、自ら動いて出会いを広げることも、成婚につながる大切な要素のひとつといえそうです。
「プロフィールの人気」と「会って選ばれる」のは別物だった!
真の超モテ層と、男性全体の「お見合い後に実際に交際へ進んだ割合(交際移行率)」を比べてみると、意外な逆転現象が見られました。

男性は“会ってから”逆転! 交際移行率は全体が超モテ層を上回る
お見合い後の交際移行率は、超モテ層が34.3%だったのに対し、男性全体は40.0%。男性全体が5.7pt上回る“逆転”が見られました。
お見合いの申込み数は、いわばプロフィールを見た段階での「選ばれやすさ」。一方、交際へ進むかどうかは、実際に会って話した後の判断です。つまり、「プロフィールでモテること」と「会ってから選ばれること」は、必ずしも同じではないということ。年収や学歴、身長といった条件だけでなく、会話や振る舞い、相性など、実際に会ってから伝わる部分にも“逆転の余地”がありそうです。
女性は「月15回以上」の申し込みで成婚率5割超へ
全成婚者を対象に、自分から送るお見合い申込数と成婚率の関係を見てみると、男女で違いが表れました。

積極性こそ、女性の成婚への近道
男性は自らの申込数が月5回以上になると、成婚率は45~46%程度でほぼ横ばい。一方、女性は申込数が増えるほど成婚率も段階的に高くなり、月15回以上では56.5%と、月5回未満の約2倍になっています。
「選ばれる条件」だけが婚活の行方を左右するわけではないということ。自分から出会いをつくる「積極性」も、女性の婚活を前に進める大きな力になりそうです。
| 本レポートのデータ概要と前提条件 ●データの前提:本レポートのデータはすべて「結婚相談所」における活動実績に基づいています。 ●調査主体:株式会社IBJ (IBJ結婚みらい研究所) ●調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークの会員(成婚退会者19,112名) ●成婚率:成婚率=成婚者÷(成婚者+退会者)で算出。退会者は、退会区分が「通常退会」の会員を指し、友人の紹介や他の結婚相談所連盟を通じて成婚した退会者(退会区分:成婚退会)は、分析対象から除外しています。 ●真の超モテ層の定義: 成婚者については「活動日数」(在籍日数から真剣交際の目安となる60日を除いた期間)を基準に月あたりの申受け数を算出。この基準において、活動中の申受けペースが女性月100件以上・男性月40件以上の会員を「真の超モテ層」と定義。 ●属性データ: 女性は年収は年収公開者のみ。 ●比較対象:「真の超モテ層」と「成婚者全体(真の超モテ層も含む)」との比較。 |