
婚活の成果は、住む場所によって変わるのでしょうか。「東京は婚活の激戦区」「地方は出会いが少ない」――居住地にまつわるイメージは数多くあります。
2025年度版 IBJ成婚白書のデータを会員の居住地別に分析すると、「成婚しやすい性別」「年齢差カップルの型」「成婚率の高い穴場県」のいずれもが、地域によって大きく異なることが見えてきました。
成婚データを47都道府県で見比べると、“婚活で勝ちやすい条件”は、住む場所によって驚くほど違っていました。
※本レポートのデータは、結婚相談所の活動実績(お見合い・交際等)に基づいています。
※本数値には外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。
エリアで違う、「勝ちやすい性別」
まずは全国を8つのエリアに分け、男女それぞれの成婚率を比べました。すると、エリアごとに“勝ちやすい性別”がはっきり分かれていました。

東京は男性が圧倒的に有利、北関東・東北は女性が有利
東京では男性の成婚率が41.1%と、女性の27.6%の約1.5倍にのぼります。関西(男性34.8%/女性24.5%)や九州・沖縄(男性31.6%/女性24.7%)でも、男性のほうが成婚しやすい傾向が出ています。
一方で、北関東・甲信越(女性32.5%/男性29.1%)や北海道・東北(女性32.7%/男性28.8%)では、女性のほうが成婚しやすいという逆の結果に。会員数の男女バランスがエリアごとに違うことが、こうした差を生んでいると考えられます。
都道府県で違う「年齢差カップルの型」と、その変化
次に、成婚したカップルの「年齢差の型」を都道府県別に見てみます。男性が年上の「伝統型」が多い県もあれば、女性年上の「令和型」が目立つ県もあります。

東京・北海道は「伝統型」、宮城は「令和型」
2025年の成婚カップルでは、東京(76.3%)や北海道(75.9%)で男性年上の「伝統型」が多数を占めました。一方、宮城は女性年上カップルが26.1%、同年代カップルも14.9%と、いずれも全国トップクラス。年齢にとらわれない「令和型」の結婚が進んでいるエリアと言えます。

「男性年上カップル」が減る首都圏、埼玉は最も多様化が進む
では、こうした年齢差の型は、この8年でどう変わったのでしょうか。『男性年上』カップルの割合は、全国平均で2017年の83%から2025年には72%へと減少しました。なかでも埼玉・千葉・神奈川といった首都圏は、全国平均を上回るペースで多様化が進行。とくに埼玉では85%→70%と大きく下がり、年齢にとらわれない「令和型」のカップルが、都市部を中心に広がっていることが分かります。
成婚率の高い「穴場県」は男女で違う
最後に、都道府県別の成婚率ランキングを男女別に見てみましょう。すると、上位に並ぶ県の顔ぶれが、男女でまったく異なっていました。

男性は東京・京都、女性は三重・群馬が上位
男性は東京(41.1%)・京都(39.2%)・神奈川(38.6%)と都市部が中心。一方、女性は三重(40.2%)・群馬(37.2%)・宮城(35.8%)が上位で、大都市圏ではない県が並ぶのが特徴です。都道府県別に見比べると、男性と女性で“婚活のしやすさ”が大きく違うことがうかがえます。
「勝ちやすい性別」も「カップルの型」も「成婚率の高い県」も、住む場所によって大きく異なる――。自分の住むエリアの傾向を知ることが、婚活戦略を考えるヒントになりそうです。
| 本レポートのデータ概要と前提条件 ●データの前提:本レポートのデータはすべて「結婚相談所」における活動実績に基づいています。 ●調査主体:株式会社IBJ (IBJ結婚みらい研究所) ●調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークの会員(成婚退会者・退会者) ●成婚率:成婚率=成婚者÷(成婚者+退会者)で算出。エリア別・都道府県別とも会員の居住地ベース。 ●エリア別/穴場県:成婚者19,112名(男女合計)を居住地で集計。 ●年齢差カップルの型:2025年の成婚カップル9,394組を男性の居住地で集計。各タイプ(男性年上/女性年上)の構成比。 |