
「もう少し痩せてから婚活を始めよう」「あと3kg落とさないと、お見合い写真(プロフィール写真)が撮れない」――結婚相談所の活動でも、メディアが作り上げた「細い=美しい」というイメージにより、多くの女性が体重という数字に縛られています。
しかし、実際の婚活市場において、男性は本当に「痩せている女性」ばかりを選んでいるのでしょうか?
女性の成婚者・退会者の活動データ(計32,619名)を分析すると、メディアが作り上げた「細い=美しい」というイメージとは異なる、リアルな“体型と成婚率の関係”が見えてきました。
※本レポートのデータは、結婚相談所の成婚実績(お見合い・交際等)に基づいています。※外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。
男性の「ぽっちゃり」は不利、女性は「体型で不利にならない」
まず、男女それぞれのBMIと成婚率の相関グラフから、婚活市場における男女のシビアな視点の違いを見てみましょう。

「痩せている女性=成婚しやすい」わけではなかった
男性の場合、BMI20〜22の成婚率38.3%をピークに、そこからBMIが上がるほど成婚率が下がっていく、きれいな右肩下がりのカーブを描きます。男性にとって体型は、成婚率にはっきりと表れる要素だといえます。
ところが女性は、まったく違うグラフを描きます。「痩せているほど有利」になりそうなものですが、モデル体重〜美容体重にあたるBMI18〜20の成婚率はむしろ控えめ。BMI26未満ではどの体型でも成婚率の差は2〜3%程度にとどまり、体型による有利・不利はほとんど見られません。女性にとって体型は、男性ほど成婚率を左右しないのです。
「○○kg以下じゃないと結婚できない」――その思い込み、データが論破
次に、女性の体重を5kg刻みで分類し、実際に成婚している層のボリュームと成婚率を見てみましょう。

体重による「明確な足切り」は存在しない
成婚した女性は45〜49kg(2,935名)と50〜54kg(2,821名)に集中しており、この2つの体重帯だけで約6割を占めます。一方で、40kg台から60kg台、さらにそれ以上まで、幅広い体重帯で成婚者が存在しており、「○○kg以下でなければ成婚できない」という明確な足切りラインは見当たりません。
「あと3kg痩せてから」という最大の機会損失
今回のデータが示す最も重要なメッセージは、非常にシンプルです。女性自身が「理想」とする体型と、実際に婚活市場で男性から「選ばれる」体型には、明確なギャップが存在しています。

ダイエットの成功を待って、婚活を先延ばしにするのはもったいない
「あと3kg痩せてから婚活したい」と考える女性は少なくありません。しかし、データを見るかぎり「痩せている=成婚しやすい」とは言えず、体重・体型による成婚率の低下も見られませんでした。
女性の痩せ志向は根強い一方で、男性は“細さ”だけでなく、健康的な印象や居心地の良さなど他の評価軸も重視していることがうかがえます。むしろ、「あと3kg」を言い訳に婚活を先延ばしにしている時間こそ、最大の機会損失。完璧な体型になるのを待つより、今のあなたのまま一歩踏み出すことが、成婚への一番の近道です。
| 本レポートのデータ概要と前提条件 ●データの前提:本レポートのデータはすべて「結婚相談所」における活動実績に基づいています。記事内に登場する「お見合い」「交際」などの用語は、結婚相談所特有の活動プロセスを指します。 ●調査主体:株式会社IBJ (IBJ結婚みらい研究所) ●調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークの会員(成婚退会者・退会者) ●対象件数:女性33,925名(成婚9,543・退会24,382)/ 男性28,090名(成婚9,569・退会18,521) ※BMI・体重別の成婚率は、体重を登録している会員(女性32,619名・男性27,306名)を対象に集計 ※体重別の成婚者数は、体重を登録している成婚女性9,542名を対象に集計しています(会員全体の成婚女性9,543名のうち、体重未登録の1名を除く)。 ●成婚率の定義:成婚者数 ÷(成婚者数+退会者数) ●BMI区分:18未満 / 18〜20 / 20〜22 / 22〜24 / 24〜26 / 26以上(6階層) ●BMI算出方法:BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)の2乗(身長・体重は会員の登録値を使用 / 体重は中央値にて算出) ●体重区分:5kg刻み(13階層)、グラフでは6区分に集約表示(〜44kg / 45〜49 / 50〜54 / 55〜59 / 60〜64 / 65kg〜) ※外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。 |