
「お酒を飲む人のほうがモテる」「喫煙者は婚活で不利」――そんな噂を耳にしたことはないでしょうか。結婚相談所での相性を語るうえで、タバコとお酒は、お互いの価値観が表れやすいポイントです。
アプリ婚活が広がった今でも、「タバコ・お酒問題」はカップルの相性を考えるうえで欠かせません。2025年度版 IBJ成婚白書のデータから、成婚した人たちが嗜好品とどう向き合っているのかを読み解きます。
成婚者のデータを分析すると、嗜好品との向き合い方には、タバコとお酒で正反対の傾向が見えてきました。
※本レポートのデータは、結婚相談所の活動実績(お見合い・交際等)に基づいています。
※本数値には外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。
吸う者同士はほぼ結ばれない。成婚カップルの“偏り”
まずはタバコから。成婚した夫(男性)と妻(女性)の喫煙状況の組み合わせを見ると、その構造は非常にはっきりしています。

「吸う×吸う」はわずか0.06%。喫煙者同士は結ばれにくい
「吸わない×吸わない」の組み合わせが8,820組と、全体の93.6%を占めました。一方で、夫婦とも「吸う」というケースはわずか6組、全体の0.06%にとどまります。喫煙者同士が成婚に至ることは、現実にはほとんど起きていないと言えます。
むしろ、最初から「吸わない人」同士で結ばれているケースが大半でした。
喫煙への「許容度」は男女で大違い
ただし、喫煙への向き合い方には男女差があります。成婚者のうち本人が「吸う」人だけを切り出し、その相手の喫煙状況を見てみました。

男性は厳しく、女性は寛容
タバコを吸う男性が成婚した相手は、その94.8%が「吸わない」女性でした。喫煙する男性は、ほぼ「吸わない」相手としか結ばれていません。
一方、タバコを吸う女性の相手で「吸わない」男性は69.4%にとどまります。同じ「吸う人」でも、相手に求める基準は男女で大きく異なり、男性のほうが相手の喫煙に厳しく、女性側は比較的寛容――この許容度の差がはっきりと表れました。
(補足)相手も「吸う」ケースは、タバコを吸う男性で1.7%、タバコを吸う女性で20.0%。残りは「あまり吸わない」相手でした。
お酒は「飲める男性」ほど成婚率が高い
では、お酒はどうでしょうか。タバコとは逆の結果が出ています。

飲める男性は成婚率1.3倍
男性を飲酒区分で分けて成婚率を比べると、「飲まない」男性が28.7%だったのに対し、「飲む」男性は38.4%。その差は9.7ポイント、率にして約1.3倍です。
「付き合い程度」の34.8%を挟んで、お酒を飲む人ほど成婚率が高くなる右肩上がりの傾向が表れました。お酒の場や会話を共有できることが、相手との距離を縮めやすい一因と考えられます。
タバコは吸う者同士がほぼ結ばれず、お酒はむしろ飲む男性ほど有利――。「どちらでもいい」と思われがちな嗜好品は、成婚の行方を左右する確かな要素でした。
| 本レポートのデータ概要と前提条件 ●データの前提:本レポートのデータはすべて「結婚相談所」における活動実績に基づいています。 ●調査主体:株式会社IBJ (IBJ結婚みらい研究所) ●調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークの会員(成婚退会者・退会者)。喫煙・飲酒区分を登録した会員のみを集計対象としており、未登録の会員は含みません。そのため各集計の母数は総成婚数とは一致しません。 ●喫煙の集計:成婚者を「本人」、配偶者を「相手」として喫煙状況を組み合わせ集計。夫・妻それぞれを本人として数えるとのべ18,822名になるため、本レポートの構成比は夫(男性)を本人とした9,427組を基準としています(93.6%・0.06%等はこの9,427組ベース)。 ●飲酒×成婚率:男性会員ベース。成婚率=成婚者÷(成婚者+退会者)で算出(飲まない2,860名/付き合い程度11,155名/飲む3,705名)。 ●喫煙区分:吸わない / あまり吸わない / 吸う ●飲酒区分:飲まない / 付き合い程度 / 飲む ※本数値には外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。 |