
「バツイチだと結婚は難しい」「子どもがいたら、選ばれないかも」――再婚を前に、そんな世間の声で足がすくんでしまう人は少なくありません。
けれど、2025年度版 IBJ成婚白書のデータは、そのイメージをはっきりと覆します。再婚女性の相手の半数は“初婚男性”。子どもがいても新しい家庭を築き、しかも初婚女性より早く成婚しているのです。
再婚女性のデータが映し出すのは、「過去は、次の幸せを邪魔しない」というシンプルな事実でした。
※本レポートのデータは、結婚相談所の活動実績(お見合い・交際等)に基づいています。
※本数値には外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。
「バツイチ同士」とは限らない。相手の半数は“初婚男性”
まず、再婚した女性が「どんな相手」と成婚しているのかを見てみましょう。「再婚女性は、同じ再婚の男性としか結ばれにくいのでは」――そんなイメージは、データに表れているのでしょうか。

“初婚”か“再婚”か。相手はきれいに半分ずつ
再婚女性1,046名の成婚相手を婚姻歴別に見ると、初婚男性が47.2%(494名)、再婚男性が47.5%(497名)と、ほぼ半々で並びました。再々婚以上の男性は5.3%です。相手の9割が初婚男性という初婚女性とは対照的に、再婚女性は初婚・再婚の両方から、幅広く相手を見つけています。
「再婚は再婚同士で」というイメージとは違い、再婚女性の約半数は、結婚歴のない初婚男性と成婚しています。一度の離婚が、出会える相手を狭めているわけではありません。再婚という経歴は、新しいパートナー選びの幅を、少しも限定していませんでした。
子どもがいても、ちゃんと選ばれている
「子どもがいると、再婚は難しいのでは」――そう感じる方も多いでしょう。では、初婚男性と成婚した再婚女性のうち、子どものいる人はどれくらいいるのでしょうか。

約4人に1人が「子どもあり」
初婚男性と成婚した再婚女性494人のうち、子どものいる女性は25.5%(126人)。内訳は、子どもと同居している人が17.4%、別居している人が8.1%でした。子どもの有無にかかわらず、約4人に1人が、結婚歴のない初婚男性とともに、新しい家庭を築いています。
子どもがいることが、再婚のさまたげになるとは限りません。家族のかたちが多様になるいま、子どもごと受け止め、新しい家族を育んでいく成婚も、実際に積み重なっています。再婚は、自分ひとりの選択ではなく、子どもと一緒に踏み出せる“前向きな選択肢”のひとつでもあるのです。
むしろ再婚女性のほうが、“早く決まる”
最後に、成婚までのスピードを婚姻歴別に比べてみましょう。「再婚は時間がかかる」というイメージは、データでも正しいのでしょうか。

再婚女性は、初婚女性より1.1ヶ月早い
成婚までの期間(中央値)を見ると、初婚女性が8.2ヶ月だったのに対し、再婚女性は7.1ヶ月。再婚女性のほうが1ヶ月早く成婚しています。さらに再々婚以上の女性は6.6ヶ月と、もっとも短いスピードでした。
一度結婚を経験しているからこそ、相手に求めるものや、自分が大切にしたい価値観がはっきりしているのかもしれません。「再婚は時間がかかる」どころか、むしろ迷いが少なく、前へ進みやすい婚活につながっている可能性がうかがえます。
相手の半数は初婚男性。子どもがいても選ばれ、初婚女性よりも早く成婚する――。データが映し出したのは、「バツイチ=不利」というイメージとはまるで違う、再婚女性たちの確かな「再婚力」でした。過去がどうであれ、次の一歩は、いつからでも踏み出せます。
| 本レポートのデータ概要と前提条件 ●データの前提:本レポートのデータはすべて「結婚相談所」における活動実績に基づいています。 ●調査主体:株式会社IBJ(IBJ結婚みらい研究所) ●調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークの会員(2025年の成婚退会者) ●相手の婚姻歴:2025年に成婚した再婚女性1,046名を対象に、相手男性の婚姻歴別(初婚/再婚/再々婚以上)に集計。比較用の初婚女性は8,291名。「再婚女性」は2回目の結婚にあたる女性を指し、3回目以上は「再々婚以上」として別に集計しています。 ●子どもの有無:初婚男性と成婚した再婚女性494組を、子どもの有無・同居/別居別に集計した構成比。 ●成婚スピード:女性本人の婚姻歴別に、成婚までの期間(中央値・月数)を比較。 ※本数値には外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。 |