
猛暑を背景に、社会では涼しさや快適性を重視した「夏の軽装化」が進んでいます。2026年4月には東京都が「東京クールビズ」を開始し、業務内容に応じてハーフパンツの着用が推奨されるようになりました。
では、恋愛・婚活の場では、こうしたカジュアルな服装はどのように見られているのでしょうか。
IBJ結婚みらい研究所が初デート前の身だしなみや、相手の清潔感について調査したところ、男女で準備時間や「気になるポイント」に大きな違いが見られました。
特に女性は、服や靴などの「細部」をチェック。さらに夏は、露出する部分のお手入れも意識されているようです。
調査サマリー
- 初デート前、女性は男性の約1.7倍の時間を準備にかけている。
- 女性は男性の身だしなみを細部までチェックしている。特に「服のシワ」「靴の汚れ」等で大きな意識差があった。
- ハーフパンツは「露出する部分のお手入れ」が好印象に繋がる。
初デート前の準備時間、女性は男性の約1.7倍の長さ

まず、初デート前の身だしなみチェック・準備にかける時間を男女で比較しました。 男性は「5分~10分未満」が37.8%で最も多く、「5分未満」の13.3%と合わせると、51.1%が10分未満でした。
一方、女性も「5分~10分未満」が27.5%で最も多いものの、「30分~1時間未満」が22.9%、「1時間以上」が13.8%と、30分以上かける女性は36.7%に上ります。
平均時間で見ても、男性は16.6分に対し、女性は28.3分という結果に。女性は男性の約1.7倍の時間をかけて、初デートに向けた準備をしていました。
※平均時間は各回答項目の中央値をもとに算出しています。

また、「身だしなみのチェック・準備にかける時間」が長い人ほど、「2回目のデートの成立率」が高いことが判明しました。この結果からも、いかに「身だしなみを整えることが大事か」ということがわかります。準備にかけた時間が「あなたと会うために整えてきました」という姿勢の表れとして、相手に伝わっているのかもしれません。
女性は男性が見落としがちな「細部」をチェック

「初デートで清潔感がないと感じるポイント」を男女同じ選択肢で尋ねたところ、「メイク・肌荒れ」を除くすべての項目で、女性の回答割合が高くなりました。これは男性よりも一段高い基準で、全身をチェックしていることの表れだといえます。
特に男女差が大きかったのが、「服のシワ・ヨレ・汚れ」、「口臭・体臭・香水の強さ」、「靴の汚れ・かかとの踏み潰し」です。
「服のシワ・ヨレ・汚れ」は、男性41.9%に対して女性73.4%で、31.5ポイントの差がありました。 また、「口臭・体臭・香水の強さ」は男性61.1%に対して女性87.2%と26.1ポイントの差に。そして「靴の汚れ・かかとの踏み潰し」については、男性26.7%に対し、女性52.3%と25.6ポイントの差が見られました。
男性にとっては「これくらいなら気にならない」と思うような部分でも、女性から見ると「清潔感」を判断するポイントになっていることがうかがえます。「自分では気にならない」と「相手から見ても気にならない」は、必ずしも同じではない。 今回の男女差からは、そんな意識の違いが見えてきます。
ハーフパンツなど、「露出する部分」もチェックされている?

服装のカジュアル化が進む一方、夏はハーフパンツなどによって肌の露出も増えます。 そこで、男性のすね毛・ムダ毛のケアについて尋ねたところ、「気にはなるが何もしていない」35.2%、「全く気にしていない」33.3%となり、68.5%の男性がケアをしていないことが分かりました。
なお、男性の3人に1人は、無関心なのではなく、自覚がありながら手をつけていないことがうかがえます。
女性の約4割が初デートでのハーフパンツはNG

社会では「涼しさ」や「動きやすさ」を重視した服装が広がる一方、初デートではハーフパンツに対する見方が分かれました。女性の39.3%は「ハーフパンツ自体がNG」と回答。さらに13.1%は「ハーフパンツはいいが、すね毛は処理してほしい」としています。
ただし、ここで注目したいのは、「ハーフパンツ=NG」と考える女性ばかりではないことです。「少し気になるが嫌ではない」が31.8%、「全く気にならない」が15.9%。合わせて47.7%は、すね毛が処理されていないハーフパンツ姿に対して、少なくとも明確な拒否感は示していません。
だからこそ、重要なのは「ハーフパンツを履くべきか、避けるべきか」という一律のルールではなく、初デートという場面で、相手からどう見えるかを考えて身だしなみを整えることではないでしょうか。
服装はカジュアルに、清潔感は丁寧に
今回の調査から見えてきたのは、男女で「初デートに向けた準備」や「清潔感を判断するポイント」に違いがあるということです。 女性は男性よりも初デート前の準備に時間をかけており、相手の身だしなみについても、「服のシワ・ヨレ・汚れ」や「靴の汚れ」など、細かな部分をよりチェックしていました。 さらに夏の服装は、ハーフパンツなどによって普段は隠れている部分も見えるようになります。 だからといって、ハーフパンツなどのカジュアルな服装を避ける必要があるわけではありません。 大切なのは、服装を軽くしても、身だしなみまで軽くしないこと。
出かける前に、
- 服にシワやヨレがないか
- 靴に汚れがないか
- 爪や髪が整っているか
- ニオイは大丈夫か
- 肌が露出する部分も含め、相手に不快感を与えない状態か
を確認するだけでも、第一印象は変わります。
清潔感は「相手への配慮」
婚活や恋愛の場での身だしなみは、自分をよく見せるためだけのものではありません。 初めて会う相手に、「今日はあなたと会うために、きちんと準備をしてきました」 という気持ちを伝えることにもつながります。 自分にとっては気にならない小さなシワや靴の汚れも、相手から見ると「きちんと準備をしてきたか」を感じるポイントになるかもしれません。
暑さ対策で服装がカジュアルになるからこそ、最後の仕上げは丁寧に。
「暑さ対策で服装はカジュアルに。でも、清潔感は細部に宿る。」
夏の初デートでは、そんな視点で身だしなみを見直してみてはいかがでしょうか。
| 【データについて】 調査方法:オンライン調査 調査対象:ブライダルネット会員379名(男性270人、女性109人) 調査期間:2026年8月17日(月)~2026年8月23日(日) ※小数点第二位を四捨五入していますので、合計が100%にならない場合がございます。 ※複数回答における割合については、回答者数に対する割合を表示しているため構成比合計が100%を超えております。 |