
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県など、多くの婚活会員が集まる関東エリア。
会員数が多いだけに、出会いの選択肢も多そうですが、実際に成婚につながりやすいエリアなのでしょうか。
IBJ結婚みらい研究所が関東1都6県の2025年の成婚者データを分析したところ、すべての都県で成婚率が全国平均を上回ることがわかりました。
さらに男女比を見てみると、南関東では女性が多く、北関東では男性が多いという地域差も明らかに。今の関東の婚活事情を、データから紐解きます。
※本数値には外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。
1位は東京じゃない!関東で最も成婚率が高かった県は?
まず、関東1都6県の全体の成婚率を見てみましょう。「やっぱり東京が一番成婚しやすいんでしょ?」と思われがちですが、データを見ると意外な結果に。

関東は“どこでも”全国平均超え。成婚率1位は東京ではなく神奈川
最も成婚率が高かったのは神奈川県の34.9%。続いて群馬県33.5%、茨城県33.1%、東京都33.0%、千葉県33.0%、埼玉県32.8%、栃木県31.8%となりました。
関東では、東京都などの大都市圏だけでなく、北関東を含むすべての都県で全国平均を上回っており、
エリア全体として成婚につながりやすい高い水準にあることがわかります。
「南関東」は男性が婚活しやすいエリアの代表格
次に関東エリアの男性の成婚率を見てみましょう。関東の傾向として特徴的なのが、南関東の男性の成婚率の高さです。

東京男性は成婚率 全国1位
東京都の男性成婚率は41.1%と全国平均34.1%を7.0pt上回っており全国1位です。次いで、神奈川県(38.6%)、埼玉県(34.6%)、千葉県(34.5%)も全国平均を上回る結果となりました。
一方、茨城県は33.3%、栃木県31.4%、群馬県30.2%という結果に。男女合算の成婚率では全国平均を上回っている北関東ですが、男性に絞った場合、3県すべてで全国平均を下回る結果となりました。特に群馬県では全国平均を3.9pt下回っており、男女合算の数値だけでは見えない地域差が浮かび上がります。
東京は女性が1.5倍!南関東で「女性が多い」理由とは
では、なぜ男性の成婚率は南関東では高く、北関東では低いのでしょうか。男性を100人としたときの女性の人数を見ると、その理由が明らかになります。

男性は「南関東」、女性は「北関東」が婚活有利
男性を100人としたときの女性の人数を見ると、東京都(152人)をはじめ、埼玉県(117人)、神奈川県(111人)、千葉県(105人)と、南関東エリアではいずれも女性会員の比率が男性を大きく上回っています。こうした男女比を背景に、南関東では男性の成婚率も高く、「男性優位」の婚活市場が形成されていると考えられます。
その背景の一つとして、若年層の人口移動が挙げられます。内閣府によると、東京圏への人口移動は若年層が中心で、北関東を含む北・東日本からは女性の転入超過が多い傾向にあります。進学や就職などを機に若い女性が東京圏へ移動する人口動態が、婚活者の男女比にも影響していると考えられます。
北関東は一転して「男性過多」の市場空間。女性にとっての“婚活優位エリア”
南関東とは対照的に、北関東の群馬県(90人)、茨城県(79人)、栃木県(71人)では、男性100人に対して女性が70〜90人と「男性が多く女性が少ない」逆転現象が発生しています。
つまり、南関東では「女性が多い」のに対し、北関東では「男性が多い」というように、関東の中でも男女比が大きく逆転しています。この男女比から見ると、北関東では女性にとって相対的に出会いの選択肢を持ちやすい「女性優位」の婚活市場が形成されていると考えられます。
| 本レポートのデータ概要と前提条件 ●データの前提:本レポートのデータはすべて「結婚相談所」における活動実績に基づいています。 ●調査主体:株式会社IBJ (IBJ結婚みらい研究所) ●調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークの会員(成婚退会者・退会者) ●成婚率:成婚率=成婚者÷(成婚者+退会者)で算出。 ●エリア別:2025年の成婚者19,112名(男女合計)を居住地で集計。 ※本数値には外成婚(結婚相談所以外で知り合った方と交際し成婚退会するケース)も含みます。 ※若年層の人口移動:内閣府「地域課題分析レポート」(2024年秋号) |