
この先クリスマスや年末年始などのイベントが続く季節を迎えると、恋愛や結婚への意識が高まる人も増えますが、婚活中の男女はどのような部分を重視して結婚相手を選んでいるのでしょうか。
IBJ結婚みらい研究所が婚活中の男女2,888名に調査を行ったところ、重視する要素の1位は男女ともに「人柄・性格」となるなど、プロフィールでわかるスペック以上に、実際に会ってみなければ測れない要素が結婚の最大の決め手になっていることが判明しました。
調査サマリー
- 優先度ランキングは「人柄・性格(85.3%)」が圧倒的トップ。
男女差が最も開いたのは「経済力・年収」で49.7ptの差(女性57.0%、男性7.3%)。 - 条件が理想と異なっていても「結婚したい」と思える決め手は「一緒にいて自然体でいられること(約78%)」が最多。
女性は「自分を大切にしてくれる実感(74.5%)」も強く求める傾向。 - 条件が良くても結婚は「難しい」と感じる理由1位は「会話が噛み合わない(男性69.3%、女性83.5%)」。
NG基準の選択数は女性(平均4.94個)が男性(平均3.48個)の1.4倍。 - 最終的に結婚相手を決める際は「条件(23.3%)」よりも「フィーリング(76.7%)」重視が多数。
優先度ランキングは「人柄・性格」が85.3%で1位

まず、結婚相手を選ぶ際に「重視する要素」について尋ねました。1位は「人柄・性格」で85.3%となり、2位以下を大きく引き離してトップとなりました。2位は「価値観」で54.8%、3位は「容姿・見た目」で50.8%と続きます。
男女差が最も顕著だったのは「経済力・年収」で、女性57.0%に対して男性は7.3%と49.7ポイントの開きが見られました。ただし、女性においても1位は「人柄・性格(81.5%)」であり、男女ともに内面重視が共通のベースとなっています。

年代別で見ると、全体的に「人柄・性格」を重視する割合が年代とともに上がり、「経済力・年収」は下がる傾向を示しました。 また、「容姿・見た目」を重視する割合が最も低かったのは20代で45.9%。最も高かった40代(52.3%)と比べると6.4ポイント低い結果となりました。近年はSNSの普及などに伴い若年層のルッキズム(外見重視)が取り沙汰されることも少なくありませんが、今回の調査では「若い世代ほど見た目を重視する」といったイメージとは異なる意外な傾向も見られました。
婚活においては年収や年齢などプロフィール上のスペックに注目されると思われがちですが、実際には男女問わず「内面や人柄」が最も求められていることがうかがえます。
条件を超えた最大の決め手は「自然体でいられること(約78%)」

続いて、条件が理想と異なっていても「結婚したい」と思える決め手を尋ねたところ、男女ともに「一緒にいて自然体でいられる」が約78%(男性77.9%、女性78.4%)でトップとなりました。2位以下を大きく引き離す結果となっており、男女共通して条件の違いを埋める最大の要素であることがうかがえます。
一方で、最も顕著な差が見られたのは「自分を大切にしてくれる」という項目です。女性が74.5%にのぼったのに対し男性は45.9%にとどまり、28.6ポイントもの大きな開きが見られました。男性に比べて女性のほうが、「お相手から大切にされているという実感」をより強く求める傾向にあるようです。
年齢や年収などの事前に確認できるスペック条件が理想と異なっていても、結婚を決める最大の理由は、実際に会ってみて感じる「居心地の良さ」や「自分らしくいられる安心感」にあると言えます。
「結婚は難しい」と感じる理由「清潔感がない」は男女で46ptのギャップ

逆に、条件が良くても結婚相手として「難しい」と感じる理由の1位は「会話が嚙み合わない」が男女ともにトップで、男性69.3%、女性83.5%でした。また、回答項目の平均選択数を男女で比較したところ、男性の3.48個に対し女性は4.94個と1.4倍多く挙げており、女性のほうが交際・結婚に至るまでのNG基準をより多く持っている傾向がうかがえます。
特に大きなギャップが見られたのが、「清潔感がない」です。女性の77.3%が挙げたのに対し、男性は31.3%にとどまり、46.0ポイントもの大きな意識差が存在します。男性が重視する「容姿・見た目」は好みのタイプを指すことが多いのに対し、女性が求める「清潔感」は身だしなみやマナーといった“関係構築の基本条件”を指していると考えられます。
プロフィール条件にとらわれ過ぎず、丁寧なコミュニケーションや身だしなみといった基礎的な対人マナーを大切に育んでいくことこそが、良好な関係発展への大きな鍵となります。
最終的に重要なのは「条件」よりも「フィーリング」が多数

最終的に結婚相手を決めるうえで「条件」と「フィーリング」のどちらが重要かを聞いたところ、「フィーリング(15.9%)」と「どちらかといえばフィーリング(60.8%)」を合わせて76.7%が「フィーリング派」という結果になりました。「条件派」は合計でも23.3%にとどまります。
また年代別で見ると、最も条件派が多いのは20代(27.5%)で、30代以上は21.9~23.6%で横ばいとなりました。20代は他の年代と比べて、条件を重視する人が多いようです。
検索画面やプロフィール上では年齢・年収・職業といった「数値化できる条件」で絞り込みを行います。しかし、今回の調査データが示す通り、最終的な決断を下す場面では「会話」「居心地」「清潔感」といった、実際に会ってみなければ測れない相互作用(フィーリング)が決定打となっています。
実際に会ってコミュニケーションを重ねる中で、「居心地の良さ」をたしかめていくことこそが、成婚への一番の近道かもしれません。
「条件」だけに捉われず、「居心地の良さ」を確かめる姿勢を
今回の調査から見えてきたのは、婚活において、お相手選びの入口では年齢や年収・職業といったプロフィール条件による絞り込みが行われるものの、最終的な結婚の決定打となるのは「人柄・性格」や「一緒にいて自然体でいられるか」という、会ってみて初めてわかる相互作用(フィーリング)であるという事実です。
検索画面上の条件のすり合わせも第一歩として大切ですが、多くの男女が最後の決め手としているのは「気を使わずに過ごせる安心感」や「心地よい会話のキャッチボール」です。
男性側は女性が関係発展の基本条件として重視する「清潔感」や身だしなみ・マナーを徹底すること、そして双方がプロフィール上の数値条件だけにとらわれず「会ったときのフィーリングや居心地の良さ」を確かめる姿勢を持つことが、良縁を手繰り寄せるポイントではないでしょうか。
| 【データについて】 調査方法:オンライン調査 調査対象:結婚相談所ネットワーク「IBJ」会員2,888名(男性2,021名、女性867名) 調査期間:2026年10月8日(木)〜2026年10月15日(木) ※小数点第二位を四捨五入していますので、合計が100%にならない場合がございます。 ※複数回答における割合については、回答者数に対する割合を表示しているため、 構成比合計が100%を超えております。 |