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「結婚相談所の利用、周りに話す」が8割弱。1,392人を対象にニューノーマルな令和の婚活事情を調査

国立社会保障・人口問題研究所によると、2018年7月~2021年6月に結婚した夫婦の出会いとして「職場や仕事、友人を通じて」が減り「ネット(SNS・マッチングアプリ)」「お見合い」が全体の2割強を占める結果に。時代により出会い方も変化する中、結婚相談所で実際に活動している男女1,392人を対象に、婚活の実態について調査しました。

調査結果サマリ

✔ 結婚相談所の活動前から婚活をしていた方は7割。うち半数以上が「マッチングアプリ」「婚活パーティー」を利用
✔ 結婚相談所に乗り換えた理由として、男性は「出会えても進展がなかった」、女性は「結婚への真剣度・目的に違いがあった」「付き合ったけど結婚まで至らなかった」が最多。
✔ 結婚相談所を選ぶ際は、男女共に「サポート内容」を最重要視。結婚相談所の利用を周囲に話している方は全体の8割弱にのぼる(対象は家族が最多)
✔ 結婚相談所の効率の良い点は「結婚したい人だけに出会える(32.5%)」、効率が悪い点は「マッチングしないと会うことが出来ない(35.9%)」に続き「特にない(33.7%)」が僅差に
✔ 結婚相談所のイメージについて、入会前から「ポジティブ」に捉えている方が6割、特に20代の「ポジティブ」割合が最多に。ネガティブなイメージを持っていた方も、入会後6割以上が「ポジティブ」に変化

 

調査結果

まず、結婚相談所の入会前における恋活・婚活経験をうかがうと、全体の約7割が「ある」と回答。そのうち半数以上が「お付き合いに繋がったことがある」と回答し、ツールとしては「マッチングアプリ(61.5%)」「婚活パーティー(56.1%)」が多くなりました。

結婚相談所に乗り換えた理由として、男性は「出会えても進展がなかった(27.9%)」女性は「結婚への真剣度・目的に違いがあった」「付き合ったけど結婚まで至らなかった」がともに19.9%で最多に。マッチングアプリや婚活パーティーは当人同士で関係を進めていく必要があるため、お付き合いや結婚に繋げることへの難しさを感じる声が多く集まりました。

次に、結婚相談所を選ぶ際に最も重要視したポイントをうかがうと、3割の男女が「サポート内容」と回答。続いて男性は「出会える人数」、女性は「カウンセラーとの相性」となり、第三者(プロ)によるサポートを求めている方が多いことが分かりました。

実際にIBJの結婚相談所(加盟店含む)で婚活をしていて良かったこととして、「仲人に相談できる(26.7%)」「会員数が多い(17.7%)」「安心できる(17.4%)」が上位を占め、入会前に重視したポイントが、活動においてもメリットとして感じられているようです。

結婚相談所に入会していることを周囲に話している方は、全体の8割弱にのぼり、男性は「家族(48.2%)」「友人(40.5%)」「職場の人(27.1%)」、女性は「家族(61.7%)」「友人(58.6%)」「職場の人(22.0%)」と、男女共に「家族」が最多に。理由は以下です。(一部抜粋)

<家族>
・短期間で結婚の挨拶が発生する可能性があるから(30代女性)
・結婚後に仲良くしてほしいため(30代女性)
・結婚に関しては周りの理解も必要であるため(30代男性)
<友人>
・婚活していることを話しておくと、誰かから紹介してもらえる可能性があるから(40代男性)
・悩んだ時に、客観的に答えてくれるから(30代女性)
<職場>
・退職するリスクを考え、上司にのみ伝えてます(30代女性)
・結婚相談所を通して結婚した同僚に相談したいから(40代男性)
<誰にも話していない>
・なんとなく恥ずかしいから(20代男性)
・進捗を聞かれたくないから(30代男性)
・いきなり結婚してびっくりさせたいから(30代女性)

 

実際に結婚相談所で活動して感じた効率の良い点として「結婚したい人だけに出会える(32.5%)」が最も多く、効率の悪い点として「マッチングしないと会うことが出来ない(35.9%)」に続き「特にない(33.7%)」が僅差と、効率の良さを感じる声が多くなりました。

最後に、入会前に感じていた結婚相談所の印象をうかがうと、ポジティブ寄りの回答が全体の約6割、ネガティブ寄りの回答が約4割となり、特に20代は「ポジティブ」寄りの回答割合が5.2%多い結果に。ネガティブ寄りの回答をした方も、6割以上が入会後に「ポジティブに変わった」と回答し、活動を通して前向きな気持ちへ変化していることがうかがえます。理由として以下の声があがりました。(一部抜粋)

<入会前:ネガティブ→入会後:ポジティブ>
・「なんでこんな綺麗な方が?」という人がたくさん登録していた。お会いした方もみなさん社会的にも女性としてもきちんとされてる方が多く、アプリなどではなかなか出会えなかった方と会えた(30代男性)
・担当カウンセラーさんがとても感じのいい方で、それまで結婚相談所=成婚率を上げるために合わない人でも紹介するというイメージでしたが、この方なら信頼できると思えたため(20代女性)
・結婚できない人が利用するところ、というイメージでしたが、より効率的に短期間で同じ考えの人と会えるから(30代男性)
・交際期間を通してお互いに愛情を育んでから成婚できるから(30代男性)

時代の変化に応じて、結婚相談所に対する従来の「古くさい」というイメージとのギャップを感じる方が増えていることが分かります。本調査から読み取れた「効率の良さ」や「結婚に対する真剣度」「充実したサポート」は結婚相談所の突出したメリットです。これらを重視し、結婚に向けた出会いを求める方の参考になりましたら幸いです。

過去の調査レポート一覧

【データについて】
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本結婚相談所連盟で活動する男女1,392人(男性805人、女性587人)
調査期間:2022年9月5日~9月11日

※小数点第二位を四捨五入していますので合計が100%にならない場合がございます
※複数回答における割合については、回答者数に対する割合を表示しているため構成比の合計が100%を超えています

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